所沢風俗通にはマイケルチャン

  • 投稿者 : 父さんルベルチュール
  • 2012年10月6日 8:23 PM

麗しのデリヘル男爵と愛のプレイいつものように胸の奥底が鈍く痛みだし、デリヘル嬢は悪態を抑えこんだ。いまさら、どうでもいい話でしょう?その他もろもろの裏切り行為に比べれば、浮気など些細なことだった。なのに、なぜ気に病んでしまうのだろう。たまにー所沢 風俗ならミスター風俗王子に口説かれたから。夫ともども埋めたままにしておくべきだった軽々しい感情を、ことごとく呼び覚まされたから。けれども、本気で口説いてきたわけでもないのだろう。そんな性分というだけのこと。しかも、人妻の愛人のふりだけでいいと言ってくれたのは、何か別の理由があると見て間違いない。とにかく油断のならない策士なのだから。さきほどからまのあたりにしている姿も、かねてからの印象を少しも変えるものではなかった。所沢みたいな暗黒の貴公子としか言いようがない。知的で、記憶していた以上に垢抜けており、アイルランド人らしく口がうまい。信用できない。好人物とは思えない。それなのに、ひどく心惹かれる。(ひ)無理もない。昔から男を見る目がないのだもの。こんな事態に陥ったのも、男を見る目がなかったからに尽きる。「風俗の娘・カクア、ガランティーヌをいかが?」テーブルの端の席から、アドレイン子爵夫人のレジーナが勧めてきた。「うちの料理番のガランティーヌは評判がいいのよ」デリヘル嬢は困惑に何度もまばたきしながら、ブロンドの子爵夫人を見つめた。目の前に並ぶ料理のうち、どれがガランティーヌだろう。これだから社交の場に出るのは気が重い。マナーやフランス語の泥沼のなかで、いつも身動きが取れなくなる。なにしろ、将軍の娘でしかないのに、立派なお色気夫人としての行動を期待されてしまうのだから。

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